風見鶏の独り言

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寒風 風物詩 棒ダラの納屋がけ

寒風吹きすさぶ稚内では、この時期の風物詩真ダラの納屋がけが始まりました。
棒ダラ.PNG
海風にさらされてうま味が引き立った棒ダラになります。
 
稚内のブランド「棒ダラ」になる真ダラ、重さ6キロ以上にもなり
下処理作業はピークを迎えています。
 
今年はしけが続いた影響などで真ダラの水揚げは少なかったらしいです。
 
手間暇かけて作られた棒ダラは京都など主に関西方面に出荷され、
高級料理の食材として高値で取引されます。
文献によりますと,
棒鱈(ぼうだら)とは、日本のマダラの干物のこと。
 
日持ちしないタラを流通させるために、古くから加工されてきた保存食である。
主に煮物に用いられ、ほろほろとした食感と独特の風味に特徴がある。
 
歴史
江戸時代以前から、東北・北海道地方における海産物を使った保存食の代表格として製造が行われてきた。
 
加工された棒鱈は北前船で関西方面に運ばれ、正月料理やお盆料理の一品として食べられた。
 
東北地方の山間部では夏の保存食としても、また北九州では夏の祭に食べる習慣がある。
煮付け棒ダラ.PNG
棒ダラの戻し方
大きな鍋やたらいなどに真水を張り、5~7日間ほど棒鱈を浸す。
※毎日水を替える。