歩行スピード 寿命のバロメーター 秒速1.6mで平均寿命95歳以上 歩き方いろいろ
大阪の人は東京の人より歩くスピードが早いとよく言われます。
それは、せっかちだからだそうです。みんな忙しいのです。のんびりしていたら後ろからまぁ蹴飛ばされます。
すべてにおいて、先を越されるのがいやなのかもしれません。
信号待ちのあいだでもじっとしていません。足踏みをして次の行動にすぐ移せるような準備をいているのです。赤から青に変わる寸前、タイミングよく歩きはじめるのです。車も同じです。
やはり商売人の町の面目をたもったといったところです。それに反して、京都のおっとりした人たちからみたら、まぁ、なんと下品なひとたちやおへんか。と言うかも。
老人の歩くスピードにもついていけません。負けず嫌いなんですね。
65歳の男性においては秒速1.6m(時速5.76km) とかなり速めに歩いている人の平均寿命は95歳以上、秒速0.8mの人は約80歳、秒速0.2mの人は約74歳と、歩行速度によって想定余命が約20年も違ってくるのです(出典:JAMA305(1):50-8,2011)。この統計からすると、大阪の人はさぞかし長寿なんですね。考えるに歩行スピードは秒速2mはあるのではないかと思ったりします。
日本人には3種類の歩き方があると言われています。
「引きずり歩き」農耕民族(田んぼ歩き)
「内股歩き」着物文化(裾の乱れ)
「なんば歩き」武士の存在(刀の脇差し)
その3種類の歩き方は現在も脈々と日本人に根付いています。