風見鶏の独り言

日常の雑事を発信

価格の優等性  卵を考える 植物繊維とビタミンC以外はすべての栄養素を含む

は物価の優等生と言われる。
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10個入りのパックで200円前後、高くても300円までである。
セールのときは88円などという価格も見かける。
我々、貧乏人は栄養補給食品にはもってこいの食料である。
だからほとんど毎日といっていいくらい卵を食する。
ゆで卵よし、だし巻き卵よし、茶碗蒸しよし、オムライス・オムレツよし、、卵かけご飯にもよし、と
卵を利用した食事はいくらでもある。無数である。
卵様様である。
調べてみた。
鶏卵の生産量
 令和元年の鶏卵生産量は263万9733tで、前年に比べ0.5%増加した。

鶏卵生産量の都道府県別割合をみると、
   茨城県が8.9%と最も高く、次いで鹿児島県が7.1%、千葉県が6.3%、
 岡山県が5.2%となっている。

たまごは食物繊維とビタミンC以外のすべての栄養素を含んでいます。
ただ厄介なのがアレルギーです。
   卵は卵黄と卵白に分けられますが、子どもは消化器まだ十分に発達していないため、
   アレルゲンが腸粘膜を通過しやすく、アレルギー症状を引き起こします。
   
   乳児においてもっとも数が多いのが、卵アレルギーです。乳児期に食物アレルギーを
   発症するケースのうち50~60%が、卵によるものです。
症状
 皮膚の赤み、蕁麻疹咳、咳、喉の痛み 鼻の症状 ぜん息 口のまわりの赤み,腫れ
 呼吸困難
 いまでこそ卵は安価ですぐ手にはいるが、ひと昔前までは卵や肉は貴重品だった。
 戦前は卵一個の値段が蕎麦一杯程度だったと言われる。
 
 命の値段がなぜこんなに安いのだろうか。
 一言でいえば、効率が追求され、生産性が上がったからだ。ということである。
ここでは卵について考えてみたい。
 かつては高級品だった卵がなぜこんなに安いのか。一言でいえば、生産者の効率化追求の努力の成果である。
 それは消費者にとってありがたいことであり、生でも食べられる安価な卵は戦後、重要な栄養源であった。
 しかし、その影響を受けるのは命ある鶏だ。ブロイラーという言葉は知られているが、
 意味を知らない消費者は多い。
 肉用になるべく早く大きく育つように品種改良されたものがブロイラーだ。他方、卵をより多く産ませるため
 に品種改良された採卵鶏はレイヤーと呼ばれる。
 現在飼育されている鶏の原種が年間に産む卵の数は30個程度だ。それが品種改良され、現在は300個ほどを産む。
 ほぼ毎日卵を産む計算だ。卵を安く生産できる大きな理由だ。これは鶏の体の代謝に負担をかけ、骨粗鬆症生殖器
 障害を患う鶏が多いとの指摘がある。
 またバタリーケージと言われる、ほとんど身動きできないほどの小さい金網の箱のなかで飼育することにより、
 狭い場所で多くの鶏を飼育し、生産性を高めている。
 鶏がこの小さい箱から出られるのは卵を産まなくなって人
 間の用済みとなり、「廃鶏」と呼ばれて殺されるときだけだ。
 すべてが人間の利益最優先の工場型畜産が今の姿だ。
                                 <ある文献から抜粋しました>
よく考えてみれば、卵は我々人間の食欲のために犠牲になっているということである。
卵に限らない。
我々の腹を満たすためにどれほどの生き物が犠牲になっているか、もう少し考えてみたい。
                                         卵の力を再確認