整理屋は見た ゴミ屋敷の実態 物持ちのいい男の場合
金を貯めるのが好きな人もいる。
物を貯めるのが好きな人もいる。物持ちがいい人である。
金や物に限らず貯めることそのものが生きがいなのだろうと思う。
というより、所有欲が強いのだろう。
金は捨てられないが、物は捨てようと思えばいつでも捨てられる。
ところが物を捨てられない人は、いつのまにか家の中は不用品の山となり。やがてゴミ屋敷化
してしまうのだ。
当の本人はそんな山となったゴミに関心を持たない。平気である。
むしろその山を宝の山とでも思っている。
ゴミ屋敷に住む人のに当てはまりやすい6つの心理・ある文献より
もったいない気持ちで捨てられない
買ってくるのが好き
孤独感をもので埋めている
ストレスが強く片付ける気力がない
汚いものを触るのが嫌
人の手を借りたくない とある。
宝の山はあくまでも自分だけの宝の山である。他人に触れられたくない、
見られたくないとう心理が働く。
その宝の山はあるいは、本人の恥部かも知れない。
遺品整理の第一人者である石見良教さんがみた現場。
「独身男性のゴミ部屋には縛り系のエロ本が多い」数千冊をため込む切ない理由
50代男性の住むゴミ屋敷では、1万冊以上の本があり、そのうち2000冊程度がエロ本だった。
■人生でこんなにエロ本を見たのは初めてだった
普段、私は「エロ本」を目にする機会はない。ところが、独身男性が住むゴミ部屋を片付けていると、
必ずといっていいほど目にする。
10冊程度であればまだ理解できるが、数えきれないほど出てくる家が少なくない。
今月片付けた50代男性の住むゴミ屋敷では、ざっと1万冊以上のさまざまな本があり、その5分の1、
つまり2000冊程度が成人向け雑誌、いわゆる「エロ本」だった。
たぶん人生でこんなにエロ本を見たのは初めてだ。
■他人には見られたくない“宝の山”をどうするか
気が弱くても、あれだけ大量の本を購入する「所有欲」はすさまじい。